
マットな仕上がりなのに保湿力が高く、リップクリームなしの直塗りでも乾燥しない口紅といえば、bare Minerals(ベアミネラル)の『ベアプロ ロングウェア リップスティック』。敏感肌で唇の皮が剥けやすく、とくに乾燥しやすいマットリップは自分に合うものを探すのが大変なのですが、このベアミネラルのリップは安心して使える1本。2019年1月の発売以来ずっと使い続けており、今では3代目に突入しています。
「乾燥・肌荒れしない」「高発色」「色もちが良い」

色もち・発色の良さと、こなれたテクスチャが魅力のマットリップ。ここ数年ずっと流行っているけれど、なかには保湿力と肌への優しさが犠牲になっている製品もあるように思います。合わないものを使うと1日で唇が剥けたり、唇のフチが赤く荒れて痛痒くなってしまったり……リップ選びに苦労しているのは、わたしだけでないはず!
その点ベアミネラルのロングウェア リップスティックは、仕上がりはマットなのに、リップそのもののテクスチャはクリーミィでしっとり。「なぜこんなに柔らかくて肌当たりが良いのに、仕上がりはふんわりマットなの?」と不思議なくらいです。
付け心地が軽いのに、発色がとーっても良いのも嬉しいポイント。透け感のあるツヤ系リップだと、自分の唇の色が透けてきてしまって、リップそのものの色がきれいに出てくれないことがありますが、ベアミネラル ロングウェア リップスティックに限っては、そんな心配は一切無用。厚塗り感はないのに、しっかり唇の色を着せ替えることができます。
マットリップならではの色もちの良さも、もちろんバッチリ。食事をしても、しっかり唇に色が残っていてくれます。なんでも“キスしても落ちない「キスプルーフ」処方”とのこと……キスしたらどうなるかはさておき、コップへの色移りは少ない方だと思います(ゼロではない)。
とにかく、「乾燥しない」「肌荒れしない」「高発色」「色もちが良い」と、マットリップに求める全要素が詰まったような1本なのです。
「ゼラニウム」は絶妙に上気した粘膜色
カラーバリエーションは全10色。ナチュラル~ビビットまで、使いやすい色が揃っています。

なかでも愛用しているのが、「ゼラニウム」という温かみのあるカラー。公式の説明では「気品に満ちたソフトローズ」とのことですが、わたしの肌の上では絶妙に上気した粘膜色に。半身浴やちょっと走った後みたいな、自然でポッとした血色を演出してくれます。
デパコスなのに手に取りやすい価格
加えて優秀なのが、デパコスなのに1本3200円(税抜)の手に取りやすい価格! 4000~5000円の価格帯がデパコスリップの多くを占めるなか、このクオリティでこの価格はかなりコスパが良いと思います。
日常使い用にはゼラニウムを、唇にメイクのポイントをもってきたい日にはダークなクランべリーを……なんて感じで、色違いで持つのも素敵だなあと思案中。
唯一の欠点は、クリーミィで柔らかいあまりに、リップが折れやすいこと! 使う際は繰り出しすぎずに、優しく扱うことをおすすめします。

