2023年1月1日から手書きの日記をつけ始め、3か月以上が経過しました。
これまでも日記には何度かトライしたものの、三日坊主になってしまうのがいつものパターン。ところが今回は「日記を続けるコツ」をうまく掴めたようで、毎日の日記を苦労なく継続できています!
日記のおかげで内省の時間が増え、今まで以上に精神が安定したり、ものごとに対する価値観が自分軸&シンプルに変化したりと、手書き日記の効果も実感中。
すっかり日記にハマって習慣化にも成功しつつあるこのタイミングで、
- 手書き日記をつけ始めて感じた4つの効果
- 日記に書いている内容
- 日記を続けるコツ
などを、実際に書いた日記の写真とともにまとめておきたいと思います。
手書き日記の4つの効果
価値観が自分軸&シンプルに
手書きの日記をつけ始めて感じた効果は色々あるけれど、中でも一番大きかった効果は「価値観が自分軸&シンプル」に研ぎ澄まされてきたこと。
かねてから、インターネットやSNSを通じて大量の情報に触れている影響もあって、
- 自分にとって本当に重要こととは?
- 自分は何に幸せを感じるのか?
- わたしの人生に欠かせないものって何だろう?
みたいな価値観がゴチャゴチャになってしまいがちな自覚があり、悩みの一つでした。
とくにSNSやネット上の広告を見すぎているせいで、大して欲しくもないはずの流行りものや、遠い他人の人生に必要以上の関心を抱いてしまう自分が嫌で嫌で……。
とはいえインターネットは健全に使えば楽しい娯楽だし、仕事上、欠かせない側面もあるし。ピタッと止めるのも何だか違和感があります。
そんなことを考えているときに始めたのが手書きの日記。日記に書いている内容はごく平凡で、その日の出来事や感じたことを箇条書きで書き留めるだけです。
それでも日記の効果は絶大でした。毎日、数分間でもスマホから離れて自分の考えや感情に向き合い、言語化する時間ができたメリットは大きかった!
- 今日は幸せな1日だったのか?だとしたら、何によってわたしは幸せを感じたんだろう?
- このモヤモヤは怒りなのか、嫉妬なのか、後悔なのか?何がわたしをこんな気分にさせたのか?
- 今日はとくに何もない日だったけれど、満ち足りた気分。なんでだろう?
みたいなことを日々、強制的に考える時間があるおかげで、自分の価値観と向き合う時間がぐっと増えました。おかげで、SNSや社会の常識からは距離を置いた、自分軸の価値観を取り戻しつつあるのを実感。
SNSやネットサーフィンで時間を浪費することがガクッと減ったし、「自分って実は恵まれていて幸せなんだな~」と実感することも増えました。
精神的にも安定するし、日記を書く時間は一種のマインドフルネス的な、セラピーみたいな効果をもたらしてくれています。
実は良い日だったことに気付ける
手書き日記の2つ目の効果は、「実は良い日だったことに気付ける」こと!
わたしは夜の21時ごろに日記を書く日が多いのですが、そのくらいの時間になると、午前中の出来事の印象ってかなり薄れています。
午前中にすごく良いことがあったとしても、午後を仕事に忙殺されたり、退勤時に冷たい雨に降られたりしただけで、1日が踏んだり蹴ったりだったような気分で夜を迎えることも珍しくありません。
でも、1日の終わりに日記を書く習慣ができたおかげで「そういえば今朝はこんな良いことがあったんだ。今日はそんなに悪い日でもなかったんだな~」と思えることが結構あって。
おかげで、幸せな気分でベッドに入れる日が増えました。
漢字を書く練習になる
これは手書きならではの効果だけれど、漢字を書く練習になるのも日記の良いところ。
普段はスマホかPCでしか文章を作成しないので、読めても書けない漢字がどんどん増えている危機感がありました。
日記をつけ始めてからは毎日、少なくとも数十字は文字を手書きすることになったので、良い漢字の書き取り練習になっています。
読み返すのが単純に楽しい
手書き日記の効果、最後は何といっても読み返すのが楽しいこと!効果というよりは、メリットと表現したほうが正しいかも?
日常には、日記に書きでもしないと忘れてしまうような些細な出来事がたくさんあって、意外とそれが幸せだったり、フフッと笑ってしまうような内容だったりする……ということにも、日記を書き始めてから気付きました。
過去の自分の考えや感情を客観視できるのも面白いし、自分の日記を読み返すのって、かなり興味深い体験だなぁと思います。
日記に書いている内容
日記をつけ始めるにあたり、意外と悩んだのが「どんな内容を日記に書くか?」ということ。ルールなんて無いし自由に書けばいいのですが、あまりにも自由すぎると、逆に何を書けばいいのか迷ってしまいます。
わたしは試行錯誤の結果、現在は下記の3項目をメモするのが定番となりました。
日付と天気
まずは必須項目の日付と、あわせて天気を記入しています。天気は「晴れ」だけの日もあれば、気温もメモしてみたりと書き方はさまざま。読み返してみると、
- 雨。外は寒そう(一歩も家から出なかった日)
- 晴れ。風もなく春めいてきた
- くもり。絶望的な花粉の飛散を感じる
みたいな感じで、簡単な所感を追記している日もあります。単なる事実としての天気だけでなく、主観的なコメントもあると、より読み返すのが楽しくなります。
簡単なToDoリスト
日付と天気のすぐ下には、簡単なToDoリストも書いています。「簡単な」というのがポイントで、上限3項目まで&うち1項目は絶対に達成できる内容にするのがマイルール!
というのも、このToDoリストはやるべき事を忘れないためではなく、日々ちょっとした達成感を味わうための、なかば娯楽として運用するのが目的。
些細な内容であってもチェックボックスを埋められると、「今日もわたしはToDoをこなせたな」と自己肯定感がUPするので気に入っています。
出来事・感じたこと
日記のメインはやはり、その日の出来事・感じたことの記録。わたしは1日の出来事や感想などを、時系列で箇条書きにしています。
日記を始めてみて感じるのが、重要なのは「何が起こったのか」ではなく「そのとき何を感じて、どう思ったのか?」の言語化ということ。
「その日に何をしたのか=客観的事実」の記録だけなら、スマホの位置情報や写真を見返せば何となく思い出せます。でも、「何を感じたのか=主観的感情」は時間とともにどんどん忘れてしまう!
上記の「手書き日記のメリット」でも挙げたように、日記を通じて自分の価値観と向き合うには、自分の感情の深掘りが欠かせません。
出来事よりも自分の感情にフォーカスした日記をつけることで、内省につながるし、読み返したときにもより面白くなるし。一石二鳥の効果が期待できると実感しています。
日記を続ける5つのコツ
これまで何度も挫折してきた手書きの日記。今回はなぜ続けられているんだろう?と振り返ってみたところ、「日記を続ける5つのコツ」のようなものに思い当たりました。
1日に1行でいい
日記を継続するにあたりまず重要なのが、日記をつけることのハードルをどこまでも下げること!
書くことがない日、やる気のない日にまで無理して立派な内容の日記を書こうとするのは辛すぎるので、わたしは1日に1行でも書けば良しとしています。
実際に、
今日は日記を書く気すら起きない。まぁ、生きていればそんな日もある。(原文ママ)
しか書かなかった日もあります。当然この日は、天気もToDoリストも書いていません。日付と、上記の1行のみ!
このくらいの内容でも良いと思えば、日記を書くハードルはぐっと下がります。
誤字・脱字は気にしない
加えて、誤字・脱字を気にしすぎないことも日記のハードルを下げるポイント。
漢字の練習も兼ねて、わからない漢字が出てきたらなるべく調べて書くようにはしているものの、面倒くさいときはひらがなで書いてしまいます。
書き間違えても当然、修正テープなどは使いません。二本線でジャジャッと消して、書き直しておしまい!
わたしの場合は美しい日記を作ることではなく、内省したり、後から読み返して面白がるのが目的なので、読めれば良いやと割り切っています。
日記をつけるタイミングを決める
日記を書くタイミングをざっくり決めたことも、日記を習慣化するポイント。
わたしは夜型なこともあり、寝る前のお風呂上りを日記タイムに。寝る前に1日を振り返るとともに翌日の簡単なToDoリストを整理するルーティンなので、スッキリした気分で眠りにつけるし、翌朝も寝起きからテキパキ行動しやすくなった印象です。
一方、朝型の人なら、朝家を出る前に前日の日記をつけて、その日のToDoをチェックするルーティンにするのも良さそう!
いずれにせよ自分の生活に合わせて、継続しやすいタイミングで日記時間を確保するのが大切と思います。
ノートにこだわる&カスタムする
お気に入りのノートの存在は、ありきたりだけれどやっぱり、日記をつけるモチベーションをUPしてくれます!
わたしはロルバーンの方眼ノートLサイズを愛用中で、最近ちょうど1冊目を使い切ったところ。
表紙にはamazonで購入した美術館ポスター風のシールを貼っています。文字の黄色に合わせて、このノートにはゴッホのシールを。
2冊目のノートは、レオナルドダヴィンチにしてみました!
ロルバーンのノートはカラフルな表紙がオシャレだし、サイズも大きすぎず小さすぎずで使いやすく、その上1冊700円弱とリーズナブルな点も魅力。次はどの色のロルバーンにしようかな~と考えながら日記を書くのも楽しいです。
表紙に貼っているシールはこちら↓大量に入っていて、これまたシール選びが楽しいです。
スクラップで文字だらけにしない
わたしの日記には写真や美術館のチケット、気に入ったお店のショップカードなどを張り付けており、一見するとスクラップブックのようにも見えるかもしれません。
日記を文字だけで記録しようとすると、なかなかスペースが埋まらないし、ぱっと見が単調になりやすいし……。個人的に文字だけで構成された日記は、書いていてあまり楽しい気分になれません。
とはいえ残念ながら、わたしにイラストの才能はないため、日常で出会った色んな紙ものをペタペタ張り付けています。これが書くのも(貼るのも)読み返すのも楽しくて、我ながら良い日記づくりになっています!
ちなみに写真は、スマホにBluetooth接続して使えるキャノンのiNSPiC(インスピック)という小型プリンタで印刷しています。
スマホで撮った写真を、名刺サイズくらいの写真シールに簡単&すぐに印刷できるプリンタで、とっても便利!充電式、手のひらサイズ、インク不要ととにかく手軽で、スマホ接続できるチェキのような感覚。
上の写真の左上にある、花の写真がインスピックで印刷したもの。画質がすごく良いわけではないけれど、日記にチョイと貼るには十分です。スマホの専用アプリでコラージュもできるから、プリクラみたいに小さい画像を並べることも可能。
1万円台で購入できて、日記ライフをますます楽しくしてくれたお気に入りガジェットです!
日記を通じて内面を言語化する日々
自分でもこんなに続くとは思っていなかったし、こんなに楽しいとも予想していなかった手書き日記の習慣。
日記を書くことは自分の内面や価値観を言語化する作業でもあり、
- わたしってこんな性格だったのか!
- 最近のモヤモヤの正体はこれか~
- 自分にこんな価値観があったとは……
などの発見が日々たくさんあります。このまま日記を継続すれば、もっと精神的に安定したり、思慮深くなれるのでは?なんて楽観的な予感もしてきている今日このごろ。
これからも無理のないペースで、楽しい手書き日記ライフを続けていきたいです!