気を付けているつもりでも、うっかり爪が割れてしまうこと、ありますよね……。ヒリヒリ痛いし、見た目もかっこ悪いしで、爪が割れてしまうと毎回ちょっと落ち込みます。
でも、大丈夫。家でするいつものセルフネイルの延長で、意外と簡単に&強く補修することができます。
しかもこの方法だと割れた部分が目立たなくなるので、「爪がボロボロじゃ気分がアガらないよ~」という乙女心も大満足です!
割れた爪の補修に必要なもの
割れた爪の補修に必要なのは、
- ネイルハードナー
- 好きなマニキュア
- 爪切り
の3つだけ。ネイルハードナー以外の2つは、セルフネイルをする人なら家にあるものばかりだと思います。
割れた爪の補修方法4STEP
割れた爪を短く切る
まずは割れてしまった爪を短く切るところから。といっても無理に深爪したり、割れている部分をすべて取り除く必要はありません。
割れた爪はパカパカ浮きやすく、引っかけて更に亀裂が深くなる……という二次災害が起こりやすいので、その対策として白い部分を短くしておく程度でOKです。
ちなみにわたしはSUWADA(スワダ)のニッパー型爪切りを愛用しており、これが割れた爪にも実に優しい!
「パチン」じゃなくて「スッ……」と爪が切れる抜群の切れ味な上、ニッパー型で小回りがきくので、割れた爪の亀裂を広げることなく安心して爪切りができます。
爪切り時に割れやすい足の親指の爪もススス……っと切れるし、切った爪の断面もなめらか。「爪への負担を避けるために、爪はヤスリで長さを整えましょう」というアドバイスも聞くけれど、SUWADAの爪切りを使っている限りその必要性も感じません。
約1万円と爪切りにしては高価だけれど、消耗品じゃないから半永久的に使えるし(わたしの爪切りはもう10年選手!)、本当に買ってよかったです。
SUWADAの爪切りに慣れると、普通の爪切りはおもちゃみたいな切り心地に思えて、もう元には戻れません。「自分ではわざわざ買わないちょっといいもの」として、プレゼントにもおすすめです!
ネイルハードナーを2度塗り
さて、割れた爪が程よく短くなったら、ネイルハードナーでガッチリ補修していきます。
ネイルハードナーはその名の通り「爪を硬くする・補強するためのコート剤」のこと。爪が弱く割れやすい人や、仕事柄爪を保護する必要のある人向けの商品で、ベースコートやトップコートの役割を兼ねていることが一般的です。
ネイルハードナーは中学生くらいの頃から何本も使ってきましたが、デュカートの「自爪補強コート」が圧倒的に良い!
サラッとした液なのに、乾くとカッッッチカチに固まる優れものです。もはやアロンアルファですか??ってくらい。それでいて爪が白くなったりもしないし、もちろんベースコート・トップコートの役割も兼ねてくれます。しかも安い!素晴らしい!!
このデュカートのネイルハードナーを、
- 爪全体に一度塗る
- 割れた部分を中心に二度塗りする
の要領で重ね塗りして、爪の割れた部分を補修していきます。亀裂の部分にしっかりネイルハードナーが行き渡るように、液はたっぷりめに塗るのがコツ。接着剤でくっつけるイメージです。
二度塗り後がこちら。この時点で割れた爪がくっつくいているのはもちろん、亀裂も目立ちにくくなります。嬉しい!
ちなみにネイルハードナーには、爪を補強するための繊維入りの商品もあります。試してみたこともあるけれど、あまり効果が感じられなかった上、繊維の凹凸が目立つのでわたしは使わなくなってしまいました。
ネイルカラーを塗る
ネイルハードナーだけでもまぁ爪は補修できるのですが、さらに補強するためにマニキュアを重ねます。
マニキュアは何でもいいけれど、できれば分厚くコートして爪を守るために、サラッとしすぎていない、ぶ厚めに液を塗れるものが安心。
わたしは今回、パラドゥのネイルファンデーションを使いました。
ネイルファンデーションはセブンイレブンで買えるプチプラネイルだけれど、ややトロみのある液のおかげで爪の凹凸をカバーできるし、ナチュラルなピンクが抜群に使いやすい!大好きなマニキュアです。
パラドゥのネイルファンデーションを塗ったあとの爪がこちら。うるぷるっとしたツヤのおかげもあって、亀裂がさらに目立たなくなりました!
ネイルハードナーで仕上げ
最後のダメおしてネイルハードナーをもう一度塗れば、割れた爪の補修は完了です!
爪の割れた部分がくっついたのはもちろん、補修前に比べて、亀裂がかなり目立たなくなりました。
運が悪いとまた亀裂が出てきてしまうけれど、大抵の場合はこの方法で問題なく補修できます。シャンプーも怖くないし、爪の下の皮膚がむき出しになってヒリヒリすることもありません!
正面から見るとこんな感じ。言われなければ、爪が割れているとは気付かないくらいです。
爪はどうしても清潔感の出る部分なので、たとえ割れてしまったとしてもキレイに整えておくのが落ち着きます。それでなくてもボロボロの爪だと悲しくなってしまうので……。自分のためにも、手入れを欠かさないようにしたいパーツの一つです。
ティッシュで補修できるの?
ちなみに「割れた爪の補修」でネット検索すると、ティッシュやティーバッグを使う方法がいくつかヒットします。割れた爪にベースコートを多めに塗って、乾く前に小さく切ったティッシュなどを乗せ、補強材として使うやり方です。
ティッシュはもちろん、専用の補修テープも使ってみたことがあるけれど、わたしの場合はどうしても上手く補修することができませんでした……。
ティッシュがベースコートの水分で破けたり、シワシワの状態で固まって汚らしくなったり……器用な人なら上手くできたのかな?とにかくキレイに仕上げられなくて、「これなら絆創膏を巻いておくほうがマシでは?」と思ってやめてしまいました。
日常的にセルフネイルをするようになって10年以上が経つけれど、「割れた爪はデュカートのネイルハードナーで補修するのが1番簡単でキレイ!」というのが今のところの結論です。
爪が割れるのを予防する3つの方法
ここまで割れた爪の補修方法についてつらつら書いてきたけれど、爪なんて割れないに越したことはありません。爪が割れるのを防ぎたければ、
- 予防的にネイルハードナーを使う
- ネイルオイルでこまめに保湿
- 爪を道具として使わない
の3点に気を配ればいいとは分かっているけれど、面倒くさかったり慌てていたりして、つい忘れてしまうんですよね……。
ネイルハードナーを使う
割れた爪の補修に使えるネイルハードナーですが、普段から使っておけば爪の補強になって、割れるのを防いでくれます。
というか、割れ爪や二枚爪の予防に使うのが本来の用途なんですよね。
デュカートの自爪補強コートは割れ爪の予防にも有効で、とくに爪を長めに整えておきたい時には必須!ということはよく分かっていたのですが、つい面倒くさくて……。
今回爪が割れてしまった原因も、ネイルハードナーをサボったからというのが大きいと思っています。反省。
サラッとしていてすぐ乾くし、ベースコートとして一度塗りするだけなら5分で終わるので、今後はちゃんと塗るように心掛けたい……!
ネイルオイルでこまめに保湿
乾燥して固くなった指先がささくれやすいように、乾燥して柔軟性を失った爪は、ちょっとした衝撃でも割れやすくなるように思います。
体感的にも夏より冬のほうが爪は割れやすいし、爪にも保湿が必要なことは明白。とくに乾燥しやすい秋冬は、ネイルオイルでこまめに保湿しておくのが理想です。
外出時には写真左のnoiroみたいなチューブタイプのオイルを携帯し、夜寝る前には写真右のOPIみたいなボトルタイプのオイルでしっかり保湿するのが便利。
外出先はバタバタしていてネイル保湿まで気が回らないことも多いので、「仕事の昼休みには爪を保湿する!」みたいに習慣付けていけたらいいなぁと思います。
爪を道具として使わない
最後に、爪が割れるのを防ぐ上で何より大切だと思うのが爪を乱暴に扱わないこと。やっぱりガサツな動きをしていると、それだけ爪が衝撃を受ける頻度も上がってしまいます。
たとえばテープを剥がすときや缶のプルタブを開けるときも、なるべく爪を使わない方が安心。指の腹を使ったり、何か他のものを使うようにしたり……。
爪を道具として使わないように心掛けていると、割れ爪を防げるだけでなく、細長くてキレイな爪を育てることにも繋がります。
今回挙げた「爪が割れるのを防ぐ方法」の全てを完璧に実行するのは難しいけれど、健康でキレイな爪のために、無理のない範囲で爪を大切にする生活を心掛けたい!
それがひいては、美しい所作にも繋がったら嬉しいなと思います。