資産形成の話ってすごく気になるけれど、なかなかリアルな知り合いには聞きにくい話題でもあります。お金の話は気を遣うし、何となくタブーな感じ。
ネットで匿名でもいいから、誰かのリアルな資産形成について読めたら楽しいかな〜と思い、30代女性であるわたしの資産形成事情について、書ける範囲で公開してみたいと思います。
筆者のプロフィール
- 30代女性
- 東京都在住
- 既婚(夫とはお財布も預金口座も別)
- フルタイム正社員
- マンションのローンを返済中
- 年収は平均よりちょっと多いくらい
筆者のプロフィールとしてはこんな感じ。仕事で金融に触れる機会が多かった影響もあり、資産形成は20代の半ばから少しずつ意識し始めました。
家計管理はアプリで自動化
ちゃんと資産形成に取り組もう!と思って最初に始めたのが、アプリでの家計管理。まずは月々の収支を調整して、余剰資金を確保しないことには貯金も投資もできないからです。
昔ながらの紙で家計管理する方法もあるけれど、わたしは絶対にアプリ派。家計管理なんて面倒くさいに決まってるので、怠惰な自分は三日坊主になるのが目に見えています。
その点、アプリなら最初の設定さえしておけば、自動でカードや電子マネーの情報を取り込んで収支を記録してくれるから超簡単!わたしがすることといえば、たまにアプリを開いて更新ボタンを押すだけです。
使っているアプリは超定番のマネーフォワード。直感的に操作できるし、PCからもログインできて便利!使い始めて4年目になります。
マネーフォワードで毎月の予算をざっくり設定しておき、週に1回くらいのペースで進捗を確認することで、大幅な予算オーバーを回避しやすくなりました。
夫と折半しているローンの支払い、光熱費などの固定費を除く変動費の予算は、月々13万円。頑張ればもっと節約できそうだけれど、今はそこまで切り詰めなくてもいいかな〜と緩めに管理しています。
お金の使い方で気を付けているのは、体のために食費や健康・医療費(ジム代含む)はケチらず使い、スマホの通信費や、気の乗らない交際費はなるべく抑えることくらい。あとは、極力マイボトルを持ち歩いています。
毎月10万円を積み立て投資
マネーフォワードアプリでのゆる家計管理で捻出した余剰資金は、貯金と投資に振り分けます。わたしの場合は毎月一定額を投資にまわし、残った分が貯金として溜まっていく流れ。
メインはつみたてNISA
投資のメインには利益が非課税で受け取れるNISA制度を活用していて、毎月10万円をつみたてNISAで運用しています。使っている証券会社は、これまたド定番のSBI証券。ネット証券だから手数料が安いし、取り扱っている商品が幅広く、ポイント投資もできて何かとお得!
以前は楽天証券も使っていたけれど、ポイントの利率が改悪されてからはSBI証券に1本化。最近の楽天グループは景気の悪そうなニュースも多いし、お金の置き場所としてちょっと心配になったのも乗り換えた理由の一つです。
つみたてNISAで投資しているのは、下記2つの投資信託。どちらも低コストで全米と全世界に分散投資する、王道商品の一つだと思います。
- 楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド
- ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
つみたてNISAは制度が始まった2018年1月から続けており、2024年1月現在の含み益は約138万円、73%増と大変めでたい成果に!
もちろんマイナスになることもあったけれど、放置しておくだけで100万円以上もお金が増えているのは嬉しい限りです。
今年から制度が変わってますますパワーアップしたNISAには、これからも末永くお世話になるつもりです。
iDeCoは使うか悩み中
NISAと並んで人気のiDeCo。どちらも非課税で投資ができる国の制度ですが、投資に回したお金が所得控除されるぶん、iDeCoの方がより節税効果が高くなります。
ただしiDeCoの場合は、60歳以降でないと積み立てたお金を受け取ることができません。わたしはこの制約がどうしても気懸かりで、今のところはNISAのみを利用中。
iDeCoの節税効果には劣るけれど、いつでも売却して現金を引き出せるNISAの安心感が今の自分には合っているみたいです。
趣味枠で高配当株も保有
NISAで投資している投資信託の他に、個別株にも少しだけ投資しています。持っているのは金融系などの、高配当株がメイン。今は相場に恵まれて、数十万円の含み益が出ています。
とはいえ個人的には、個別株は投資というより趣味枠だと思っています。いくら高配当株でも元本割れすることなんてよくあるし、プロであってもコンスタントに利益を出すのは困難なのが金融の世界。
ましてや日々の情報収集すらままならないわたしが、個別株投資で資産を築くのはハードルが高すぎます。そのため個別株は資産形成ではなく趣味として、最悪なくなっても許せる範囲の金額で楽しんでいます。
預金口座はポイント重視で
毎月10万円をつみたてNISAで投資し、残ったお金は預金に回します。わたしは副業をしていることもあり、収入は月によってまちまち。そのため、ほとんど貯金できない月もあれば、ボーナス月などまとまった金額を貯められるときもあります。
以前は少しでも高い金利を求めてネットバンクを使っていたけれど、今はSBI証券と相性の良い三井住友銀行をメインバンクにしています。SBI証券×三井住友銀行×三井住友カードを使っているとポイントが毎月3,000円くらい貯まるうえ、貯まったポイントでつみたてNISAに投資できるからかなりお得!
ネット銀行の金利が高いといってもせいぜい0.02%くらいだから、よほど大きな金額を預けない限り、今の組み合わせの方がお得になる計算です。
三井住友銀行には銀行口座だけでなく、クレカの使用履歴やSBI証券に入れている金額までまとめて管理できるOlive(オリーブ)というデジタル口座があり、わたしが利用しているのもOlive。アプリで手軽に預金残高やカード履歴が確認できるのも便利です。
ちなみに預金額=現金は1年分の生活費くらいに抑えて、それ以上に増えた現金は極力投資に回すようにしています。銀行に預けていてもほとんど金利なんてつかないし、まだ若いのでなるべく投資に回していく計画。
そのため、預金額が増えてきたらつみたてNISAとは別に、投資信託をスポット購入したりしています。
保険は不要と判断
資産形成においてよく話題に上る保険。結論からいうと、わたし(と夫)は保険に加入していません。
車を持っていないから自動車保険は不要だし、国の健康保険と高額医療費制度があるから病気系の保険も要らなさそうだし、マンションのローンに付いてる団信があるから生命保険も無くて大丈夫そう。
夫と話し合って、今のわれわれ夫婦に保険は不要と判断しました。
ただ、健康状態や家族構成によって見直す必要が出てくると思うので、そのつど夫婦で話し合っていくつもりです。
クレジットカード選びは重要
資産形成とは少し話がズレるけれど、お金を賢くふやす上でクレジットカード選びは重要だなぁと改めて思います。
クレジットカードと銀行口座、証券口座、スマホキャリアなどを系列企業でうまく組み合わせると、驚くほどポイント倍率などが優遇されるのが当たり前の現代。調べたり乗り換えたりするのが面倒くさいからと雑に選んでいると、チリも積もって大損してしまいそうです。
どのクレジットカードを使うのがお得かは人によって変わると思うけれど、わたしの場合は三井住友カードをメインに使用中。三井住友銀行のOlive口座を開設する際に、あわせて申し込みました。ポイント倍率もいいし、カードのデザインもシンプルでお気に入り。
ちなみに上の写真のカードは、クレジットカードと銀行のキャッシュカードの機能を兼ねているため、お財布がスッキリするのも嬉しいポイント。
少し前までは楽天証券×楽天カード×楽天銀行の完全なる楽天商圏で暮らしていたけれど、一念発起して乗り換えて大正解でした!
ただクレジットカードについても、何が最適解かは変わりゆくもの。面倒ではあるけれど、定期的に情報をアップデートしていかないとなぁと思います。
年に2回は全体の見直しを
こんな感じで、つみたてNISAを中心にゆる〜く続けている資産形成。普段はマネーフォワードに任せきりな資産管理ですが、年に2回は貯金額や投資の運用成績をきちんとチェックする機会を設けています。
1つめは、毎年の誕生月に行う身辺整理。家中の大掃除とともに、クレジットカードやサブスクの見直し、口座の棚卸しなどを行います。
2つめは、年始の恒例行事である夫婦でのお金会議。前年の収入や貯蓄額、投資の運用成績などを報告し合って、家計単位での貯蓄が順調に進んでいるか、投資のリスクは夫婦で分散できているかなどを確認します。
これらのタイミングで、必用に応じて毎月の予算や投資の見直しをすることで、大きな無駄遣いや低すぎる目標設定などは改善できているはず!
王道&ド定番の資産形成
以上がありふれた30代女性の、ありのままの資産形成事情でした!やっていることを簡単にまとめると下記のとおり。
- 家計管理はアプリで自動化(マネーフォワード)
- 毎月10万円をつみたてNISAへ(SBI証券)
- 残った現金は預金口座へ(三井住友銀行 Olive)
- ポイントの沢山つくクレカを使う
- 年に2回は全体の見直しをする
やっていることは王道&ド定番のことばかりだから、たぶん目新しさも学びもない記事になってしまったけれど……。読んでくださった誰かの参考になったら嬉しいです。