- 服はあるのに着る服がない
- クローゼットがごちゃごちゃ
- やたらと洋服代がかさんでしまう
これ、多くの人にとっては耳の痛い「あるある話」ではないでしょうか?
わたしも以前は「やたらと服を買っているはずなのに、常にクローゼットが物足りない……」という典型的なお買い物下手だったと思います。
現在は「お買い物上手」とまではいかないけれど、試行錯誤を重ねるうちに、以前と比べたらだいぶ上手にショッピングができるようになりました。
毎朝、その日のTPOに合った着たいと思える服をちゃんとクローゼットの中から見つけられるし、無駄遣いが減ったおかげで、洋服代はぐんと節約できています。
本記事では、そんなわたしが心掛けている「お買い物上手になるための4つのアイデア」をまとめます。
定期的にクローゼットの総点検をする
問題解決の第一歩は、現状の把握から!ということで、買い物下手を克服するには、まずは現在自分が持っている服を把握することが重要。
そのため、整理や掃除も兼ねて定期的にクローゼットの総点検をするようにしています。わたしの場合、クローゼットの点検は1シーズンに1回くらいの頻度。
手順はざっくり、こんな感じ↓
- クローゼットの中の服をすべて出す
- クローゼットや引き出しの中を軽く水拭きする
- 同じアイテムがまとまるように整理してからクローゼットに服を戻す
たったこれだけのことですが、意外と気付きがあるもの。とくに多いのが、「似たような服ばっかり買いすぎ問題」!
よく言えば好きなファッションの系統が定まっていている証拠だけれど、「白いブラウスばっかりこんなに要る?!」なんて我ながらビックリすることがよくあります。
ほかにも、せっかく購入したのにほとんど着ていない服が出てきたり……。
こうした「現状のクローゼットの問題点」を発見できれば、「もう白いトップスは増やさないようにしよう」などと、次からのお買い物に活かすことができます。
また、クローゼットの整理は「服の量はクローゼットの容量に対して適切か?」の確認にもつながります。
どんなに素敵な服を持っていても、クローゼットがぎゅうぎゅうに詰まっていたら、なんだか残念な気分になってしまうもの。
それに、ハンガーとハンガーの間には余裕をもって数センチの隙間を開けられるほうが、風通しがよくなり、シワも付きにくく保管できます。
なにより、クローゼットに自分の好きな服がゆったり並んでいる様は、とっても気分がいい!整ったクローゼットから服を選ぶ時間は、1日をすがすがしくスタートさせてくれます。
所有している服の量を把握し、分不相応な量の服をもたないことも「お買い物上手」のひとつの条件だなあと感じます。
ちなみにわたしは、ハンガーを洋服に合わせて4種類に統一しています。クローゼットがすっきりコンパクトに整い、かなり快適です!
買う前のお手入れルールで脱・衝動買い
買い物下手の失敗パターンでよくあるのが「衝動買い」。
出先やネットで見かけた服がつい欲しくなってしまい、吟味せずにエイヤっと買ったはいいものの、着る機会がなくたんすの肥やしと化す……。これ、「お買い物下手あるある」ではないでしょうか。
なかでもタチが悪いのが、「深夜のネットショッピングで衝動買い」。わたしが実際によくやっていたのが、夜中にSNSや広告で見かけた可愛い服を深夜のテンションでネット注文してしまう、最悪のパターンです。お、愚かすぎる……!
そこで最近、編み出した対処法が「ネットで服を注文する時は、ポチる前に今持っている服を何か一つ手入れする」というマイル―ル。
手入れの内容は何でもよくて、ニットの毛並みをブラシで整えたり、靴を磨いたり、ブラウスにアイロンをかけたり。とにかく、ネットショッピングの前には必ず服の手入れをする!と決めています。
服の手入れをするうちに一呼吸おくことができ、冷静になって衝動買いを防げるほか、今持っている服への愛着を再確認して「新しく買わなくていいかも」と思えることがけっこうな確率であるのです。
加えて、「新しく服を買う=服の手入れにかかる手間も増える」ことが身に染みて実感できるので、これも衝動買いを踏みとどまる理由の1つになります。
これと似たルールに「1つ買ったら1つ捨てる」というものがあるけれど、やりすぎると服の使い捨てを加速させてしまいそうで、わたしは何となく避けています。
「もちすぎない暮らし」の素敵さは「責任を持って使い切る」こととセットだと思うので、「まだ使える服を捨てる」選択肢は安易に持たないよう気を付けています。
服を手放す時は、理由を考える
お買い物下手を克服するためアイデア、3つめは「服を手放す時は、手放す理由をよーく分析する」こと。これを実践し始めてから、かなりショッピングの成功率がUPしました!
「十分に着たおして、ボロボロになったから服を捨てる」のが理想だけれど、たいていの場合そうはいきませんよね。
- 買ったはいいけれど、あまり出番がないから
- クローゼットがぎゅうぎゅうになったから
- 流行遅れになったから
などなど……。服を捨てるのって、「まだ着られるけれど、何らかの理由で気に入らなくなったから」という場合が多い気がします。
そこで実践しているのが、捨てる前に「その服を捨てようを思った理由」を具体的に掘り下げて分析すること!
これにより、「長く着られない服=買わないほうが良い服」の特徴を見つけることができます。
例えばわたしの場合、捨てる理由で多いのはこんな感じ↓
- 手入れが面倒(毎回アイロンをかけたり、クリーニングに出すのは大変!)
- 上位互換になる服を持っている(プチプラを沢山買うより、高価でもとびきり素敵な服を1枚買った方が、結果的に節約になる)
- 週末しか着られない(週の5/7は通勤する=クローゼットの5/7は会社に着ていける服にすべき)
- 太って見える(そのことに気付いてしまうと、もう二度と袖を通す気にはなれない……)
- 着ていて疲れる(足の痛くなる靴、肩がこるトップスなど。見てる分には良いんだけれどね……)
服を手放す際はこうして「ひとり反省会」をすることで、自分の中の「買ってはいけない服のチェックリスト」がどんどん明確になっていきます。
この繰り返しで、買い物の成功率がぐんぐん上がっていくので、とってもおすすめです!
買う理由が値段なら買わない
買い物下手を克服するヒント、4つめは「買う理由が値段なら買うな、買わない理由が値段なら買え」です。有名な言葉だけれど、本当にこれに尽きます!
- そこまで欲しかったわけじゃないけれど、安くなっているし、あったら便利そうだから買っておく
- すごく欲しいけれど、高いから我慢して、似たような安いものを買う
これ、本当に良くない「買い物の失敗パターン」だと思います。
安いというだけの理由で買った服に愛着をもつのは難しいし、着ていて自信が湧いてくることも少ないはず。一方、本当に欲しいものは我慢したところで未練が残るし、似たような安価なものを買っても満足できないことが多いもの。
もちろん無い袖は振れないけれど、今まで「大したことのない服」に費やしていたお金をセーブすれば、買えたはずの「本当に欲しかった服」は沢山あるはず!
服を買う時は値段以上に、「その服が本当に必要なのか」「長く大切にできるか」を吟味して判断するのが理想です。
「本当に欲しいものなら、高価でも我慢せずに買う。その代わり、そこまで欲しくないものはどんなに安くても買わない」を徹底したらどんどんクローゼットがスッキリしてきたし、意外にも節約に繋がっている。アラサーにしてやっと、大人らしく成熟した買い物のやり方がわかってきた気がするな。
— ふね (@Yukifunese) January 9, 2022
お買い物上手への道のりは長い
ここまで偉そうに色々書いてきましたが、これらの「脱・買い物下手のためのアイデア」を完ぺきに実践するのは難しくて、まだまだ道のりは長いなあと感じています。
それでも、意識するのとしないのでは絶対に結果は変わってくるはず。
素敵なアイテムを手に入れるだけでなく、不要なアイテムを家に持ち込まないことも重要、ということを忘れずに、今後もショッピングを楽しみたいと思います!