乾燥しすぎて肌がかゆくなったり、赤くなったり、表面がカサカサ、ザラザラ荒れてきたり……。
水分・油分ともに枯れぎみの砂漠肌にとって、乾燥からくるボディの肌荒れ&かゆみは秋冬の風物詩ともいえます。
そこで毎年、寒くなってくると必ず準備するのが高保湿かつ抗炎症効果のあるボディクリーム。肌をこっくり保湿しつつ、痒みや肌荒れ、ザラつきをケアしてくれる救世主的存在です!
とにかく量を消費するから、購入するのはプチプラばかり。今シーズンはすでに5つ以上のボディクリームを開封済みで、なかでも良かったボディクリーム3選を記録しておきたいと思います。
コーセー CERAMIAID セラミエイド
まずは何といっても、コーセーの「CERAMIAID(セラミエイド)」!
今冬は高保湿×抗炎症ボディクリームの調達に出遅れてしまい、すでに脚や二の腕、背中がカサカサ痒くて発狂しそうなところからのスタートだったのですが、セラミエイドを使い始めてからはピタリと痒みがおさまりました。
わたしはアトピー持ちでもあるため、皮膚科に定期的に通ってはステロイドを処方してもらっているのですが、「ステロイドが入ってなくてもこんなに早く炎症がおさまるんだ!」とびっくり。
抗炎症成分だけでなくセラミドも配合されているから、乾燥からくる肌荒れには特に相性が良かったのかな。
クリームの粘度も高くて、かなりのコッテリ感。クリームじゃなくてバームと称されても違和感のないテクスチャーです。
そのおかげで肌を長時間、乾燥から守ってくれる抜群の保湿力!今回ピックアップしたボディクリームの中でも1番、しっとり感が長続きします。
欠点を挙げるとすれば、コッテリ感ゆえに全身に塗り伸ばすのはちょっと大変なところ。やや固いテクスチャーだから、背中とか手の届きにくいところに塗るのには苦労しました。わたしの体が硬いだけかもしれないけれど……。
ちなみにセラミエイドには、ポンプに入ったミルクタイプもあります。が、そちらはわたしには、保湿力がやや物足りなかった。
テクスチャーの柔らかさ&塗りやすさと保湿力はトレードオフだと思うので、砂漠肌は文句を言わずにクリームタイプのお世話になり続けようと思います。
それにしても「セラミエイド」っていい名前!
最強保湿成分の「セラミド」で「エイド=援助・救援」してくれるボディクリームだなんて、乾燥肌としては名前を聞いただけで欲しくなってしまいます。ベネフィットも伝わりやすいし、こういうシンプルなネーミングは大好きです。
ニベア ロイヤルブルー ボディクリーム
乾燥によって引き起こされる困った症状は、肌荒れや痒みだけではありません。たとえば乙女心に地味にダメージを与えてくる「肌のざらつき」も、乾燥が原因で起こる症状のひとつ。
わたしはデスクワーク中心で座りっぱなしの時間が長いこともあって、とくにお尻のざらつきが非常に気になる!空気が乾燥してくると、途端にお尻のモチモチ感が失われていくんですよね……。
普段は隠れているところだから気にしなくてもよくない?と思わなくもないけれど、やっぱりふとした瞬間に触れる自分のお尻がカサカサ・ザラザラしていると、なんだか気分がヘコみます。
そんな我がお尻を短期間でモチすべにしてくれたのが、ニベアの「ロイヤルブルー ボディクリーム」。これ、使い始めてからのお尻の変化に本当に感動しました!こりゃすごいね!!
お風呂上りに毎日使っているのですが、使い始めて一週間くらいでお尻がモチモチ&すべすべに。とにかく即効性に驚きました。20歳くらいの、デートざんまいな年頃にこのボディクリームを知れていたらよかったのに!
10年前よりアラサーの今の方が、お尻の皮膚のクオリティは高い気すらします。
テクスチャーは、柔らかくペトッとした不思議な質感。しいていうなら、小さいころに使っていたヤマトのチューブのりに似ているかも?意外と伸びもよくて、使いやすいクリームです。
もちろん肘やひざ、かかともすべすべにしてくれるし、ボディのざらつきが気になる時にもってこい!
一般的にザラつきをケアするボディクリームは尿素入りが多いイメージだから、そうでない商品の選択肢を見つけられたのも良かったです。わたしは尿素を使いすぎると肌が荒れることがあるので、敏感肌的に、尿素なしで肌をなめらかに整えてくれるクリームの存在は助かる!
なくなったらまた買いたいし、次の秋冬シーズンもぜひお世話になりたいボディクリームです。
キュレル クリーム
上で紹介したセラミエイドやニベアのロイヤルブルーは、保湿力も抗炎症効果もばっちりなんだけれど、ちょっとベたつきやすいのが玉にキズ。わたしの場合、朝の保湿に使うのはちょっと抵抗があります。
そこで、朝に着替えるタイミングで気兼ねなく使えて、日中の肌を乾燥から守ってくれる抗炎症効果もあるボディクリームとして重宝しているのがキュレルのクリーム。
コクはありつつも肌馴染みのいいテクスチャーで、すぐに服を着ても気になりません。
とくに冬のボトムスは毎日は洗わないから、ベタベタした体のまま着替えるのには抵抗があって……。かといって、あまりにもゆるいテクスチャーのボディクリームだと夕方ごろには乾燥が気になってしまうので、サラッとしていれば良いわけでもないし。
この「ひどい乾燥肌でも、べたつかずに長時間保湿し続けてほしい!」という微妙なニーズを叶えてくれるのが、キュレルのボディクリームでした。
スルスル~と伸びて肌に馴染んでくれるから、顔のスキンケアのふたとしても使えます。冬の旅行時に荷物を減らしたい時なんかは、このクリームを顔・体兼用で持っていくのもよさそう!
公式サイトによると、セラミド入りで赤ちゃんでも使えるくらい低刺激とのこと。敏感肌の顔~ボディを守ってくれる、デイリーに使いやすいクリームだと思います。
コスパや症状、シーンで使い分け
今回取り上げた3種のボディクリームの、価格を比較してみた表がこちら。
セラミエイド | ニベア | キュレル | |
内容量 | 140g | 170g | 90g |
税込価格 | 1,650円 | 1,760円 | 1,650円 |
1gあたり 価格 | 11.8円 | 10.4円 | 18.3円 |
どれもドラッグストアで買える高保湿×抗炎症なプチプラボディクリームではあるものの、なかでもセラミエイドとニベアがコスパに優れている結果に。
体感としてセラミエイドよりもニベアの方が伸びが良いので、ニベアのほうがよりコスパが良いかも?大容量だから、長く使えるのも単純に嬉しいです。
テクスチャー≒保湿力では、圧倒的にセラミエイドがこっくり&しっとりしている印象。ただし、あまりにもこってりしていると朝から体の広範囲には使いにくいので、テクスチャーが重ければ良いという話でもないんですよね。
わたしは今のところ、
- 肌荒れや痒みを早急におさめたい部分→セラミエイド
- ざらつきをケアしてしっとりなめらか肌に→ニベア ロイヤルブルーボディクリーム
- 朝などべたつきを避けたいタイミング→キュレル クリーム
という使い分けをしていて、それぞれ違った良さのあるボディクリームだなあと実感しています。どれも必要!
ちなみに今回紹介したボディクリームは、たまたますべてがジャータイプの容器入りでした。
おそらく、砂漠レベルの乾燥肌が満足できる保湿力にしようと思うと、どうしてもテクスチャーが重たく&硬くなって、ボトルやポンプ式の容器には入れられないのでしょう。
ボディクリームを塗り途中のべたついた手で容器を触らずに済むので、使いやすさの観点からもジャー容器は大歓迎!
そう考えると、高保湿×抗炎症効果のあるボディクリームを探す際は、ジャー容器を中心に選ぶと当たり率が高くなるかも?来シーズンは、容器に着目してボディクリームを選ぶのも面白そうだな~などと考えています。