顔の血色が悪く、どんよりと見えやすいのが長年の悩みです。朝のメイクでちゃんとチークを付けたのに、昼ごろになると顔から血の気が失せている……なんてこともしばしば。そのため愛用チークは、いつしか落ちにくさ重視のラインアップになりました。
NARS(ナーズ)のマルティプル1521
落ちにくさを重視するのであれば、やっぱり有力な練りタイプのチーク。なかでもNARS(ナーズ)のマルティプルは、さらっと伸びの良いテクスチャが魅力です。
練りタイプのチークといえば落ちにくい一方、肌の上で均一にぼかすのが難しい印象でしたが、マルティプルはスルスルと滑るように伸ばせるのが特徴。ドバっと付きすぎて、おてもやんになることもありません。
指で伸ばして余った分は、耳たぶやまぶたに付けられるのもポイント!「マルティプル」の名の通りどこにでも使えるので、アイシャドウ・チークをこれで揃えるのも統一感が出てオシャレです。
全9色のうち、血色感とツヤの両方が手に入るのが1521番。ローズの中に細かいゴールドのパールが入った色味です。ファンデの上からはもちろん、ファンデ前にコントロールカラー的に仕込めば、自然な血色とツヤが1日中続いてくれます。
NARS(ナーズ)のブラッシュ4033
パウダータイプのチークでフワッと仕上げつつ、落ちにくい血色感を仕込むのであれば、あえて薄い色のチークを選ぶのがポイント。
というのも、「濃い色のチークを軽くつける」よりも「薄い色のチークを何度も重ね塗りする」方がずっと色もちが良く、落ちにくいからです。つけてすぐの色の濃さは一緒でも、落ち方が全然違うのは面白いほど!大きめのブラシを使い、磨くようにしっかり重ねるのがコツです。
重ね塗りするとどうしても粉っぽくなってしまうので、細かくてシットリした粉質のチークを選ぶのも重要。わたしはNARSのブラッシュ4033を愛用中です。
ぱっと見は白っぽいピンクなのに、肌の上に重ねるうちに自然な赤みが差してくるのが魅力的な色。こんなにピュアなベビーピンクなのに、色名が「SEX APPEAL」なのもぐっときます。
Elegance cruise(エレガンス クルーズ)のラディ ウォーター
頬をしっかり染めたい日は、Elegance cruis(エレガンス クルーズ)のラディ ウォーターが便利。
マニキュアみたいなボトルに入った水タイプのティントチークで、軽くたたき込んで使います。リップティントみたいにしっかりと色が入ってくれ、こすってもなかなか落ちない安心感が◎
ラメ・パールなしのシンプルな赤い液体なので、内側からじゅわっとにじみ出たようなナチュラルな血色感をつくれます。
肌に乗せるとこんな感じ。肌に軽くはじかれるシャバシャバの液体で、いきなり染み込むことはありません。
指でポンポンなじませると、肌に溶け込む自然な血色が完成! べたつかず、表面はサラサラになります。
使用しているのは、赤系のRD302番。かき氷のイチゴシロップみたいなクリアレッドで、冬はもちろん、春夏の軽い装いにもよく合う色です。
残念ながら、ラディ ウォーターはすでに廃番。2019年の秋に店頭へ行った時はまだ在庫があったので、ダメ元で店舗へ行くか、webで探すのが良さそうです。
ベースメイクに合わせて使い分け
上記3つのチークは、ベースメイクに合わせて使い分けています。
- パウダーファンデ→同じパウダータイプのNARS ブラッシュ
- クッションorクリームファンデ→ツヤの活きるNARS マルティプル
- 日焼け止めor下地のみ→ラディウォーターでチークも軽く仕上げる
など、チークとベースメイクのテクスチャを合わせることで、まとまりのあるメイクになると思います。