久々に新しい香水を購入しました。
日によって香りを使い分けることもあるけれど、基本的には毎日同じ香水を使い付けることで「この香り=あの人の香り!」と覚えてもらいたい派。なので、新しい香水を買うのは本当に久しぶりです。
購入したのは、ルイ・ヴィトンの「Spell On You」。アイリスやローズの香るフローラル系の香水です。
これまでローズの香りは「ムン!」としたイメージであまり好みではなかったけれど、Spell On You はそんな先入観を覆される、上品さとセクシーさが調和したすばらしく優美な香り!フレッシュすぎない甘さが魅惑的というか……。
とにかくすっかり夢中になってしまい、新しい「自分の香り」としてさっそく愛用しています。
レア・セドゥ出演のCMが最高すぎた
Spell On Youを購入しようと思ったきっかけは、1本のCMです。それがこちら↓
……最高すぎませんか????
最高ですよね?!?!?!?!
まず短髪のレア・セドゥ様の美しさに目が釘付けになってしまうし、セクシーなムードかと思いきや無邪気に笑うギャップにハートを撃ち抜かれるし、最後には眠る男性を尻目に「あ〜満足した〜」みたいなスッキリした顔でさっさと帰っちゃうし??
いくら何でも、かっこよすぎるのでは?!?!
1分にも満たない短い映像なのに、レア・セドゥ様演じる女性の素直さや情熱的な愛情、芯の強さ、茶目っ気まで伝わって来るようなCMで、一目で強い印象を受けてしまいました。それにしても、なんて素敵な女性像なんだ!!
大体、レア・セドゥ様の色気はどうなっているの?ベリーショートヘアに超ナチュラルなメイク、黒いジャケット×パンツのマニッシュなスタイリングで、どうしてこんなに色っぽくなれるのか……同じ人間とは思えません。
まぁ、レア・セドゥ様と自分を比べるほうがおかしいのだけれど、すこしでも近付けるものなら近付きたいし、こんな雰囲気を纏ってみたい。それに、この素敵なCMのインスピレーション源になった香りをぜひ嗅いでみたい!
ということで、CMを見た数日後にはルイ・ヴィトンのお店を訪ねたのでした。
ヴィトンの香水は直営店限定販売
ルイ・ヴィトンの香水を買えるのは、(ネットショッピング以外の)実店舗だと直営店のみ。百貨店の1階によくあるような、香水売り場での取り扱いはありません。
ヴィトンは香水へのこだわりが深いようで、ブランドの教育を受けた知識豊富なスタッフが常駐しているお店のみで販売する方針とのこと。ちょっと不便だけれど、こういうブランドの矜持みたいなものが垣間見えると、ついときめいてしまいます……!
わたしが訪ねたのは、新宿伊勢丹のすぐそばにあるルイ・ヴィトン新宿店。ネットから来店予約もできるようですが、ふらっと行ってもすぐに案内してもらえました。
もういい歳なのに、高級ブランドのブティックに入るのは毎回ちょっと緊張してしまい……。でも、担当してくださった店員さんがすごく良い方で、あっという間にショッピングに集中できました!
というのも、香水愛に溢れた情熱的な店員さんで、
「この香水を作った調香師の方は、本当に天才だと思うんですよね!」
「ルイ・ヴィトンのバラの香りは抽出方法が特殊で……」
「このボトルは真横から見ると、チューブが見えないように設計されているんですよ~」
などなど、商品の魅力やこだわりポイントを熱く語って下さり、お買い物体験としてもすごーく楽しかったです!コロナ禍もあって最近はじっくり接客を受ける機会がなかったので、余計にウキウキするお買い物時間となりました。
「清潔感、気品、色気」の調和した香り
お店ではSpell On You以外にもいくつか香水を紹介していただきましたが、やっぱりSpell On Youが良くて、迷わず購入。ラッピングもきれいにしていただいて、ルンルンで帰宅!
ヴィトンの香水は初めて買いましたが、こんな可愛いケースに入っているとは!香水のボトルの、しっかりとした厚みを感じるガラスも美しいです。
そして肝心の香りは、こんな感じ↓
- トップノート:ローズ、ジャスミン
- ミドルノート:アイリス、アカシア
- ラストノート:ホワイトムスク、ピーチ
肌に乗せてすぐの印象は、いい意味で明るすぎない、軽すぎないフローラル。ローズやアイリスが持つ女性らしさがしっかりと感じられて、上品かつセクシーな印象が広がります。
この「上品かつセクシー」な第一印象が、まさにCMのレア・セドゥ様のイメージにぴったりで!!清潔感と気品の中に、堂々たる色気が横たわる、大人の女の香りです。
「肌の露出は少ないのに、ボディラインや身のこなしから女性らしさがあふれ出てしまうファムファタル」的な魅惑的なイメージもありつつ、凛とした意志や品格も調和していて……うわーん、なんて魅力的な香水なの!
ひと嗅ぎで夢中になってしまうし、この香水みたいな女性になりたいと憧れずにはいられません!
Spell On You=魔法をかける
ちなみに、香水の名前である「Spell On You」は「あなたに魔法をかける」という意味。
香りという魔法で相手を魅惑し、虜にする……なんてイメージが浮かびます。香りそのものはもちろん、ロマンティックな名前もたまらなくすてき!
ヴィトンの公式サイトにはこんなコピーも並んでいます。
スリリングな恋人との駆け引きを、フローラルノートで体現した香り。
ルイ・ヴィトン公式サイト
官能と軽やかさが混ざり合う、愛の恍惚を想わせる魅力的なアイリス
ルイ・ヴィトン公式サイト
「ロマンティックでありながら奔放さを持ち合わせた」冒険心溢れる女性に捧げるのは、たまらなくうっとりとさせる余韻が残るフレグランス。纏った女性と一体となり、力強い魅力を与える香り
ルイ・ヴィトン公式サイト
なんて直球なロマンティック……!さすがはフランスのメゾンです。
日本でOLをしていると、まずは社会人としてちゃんとしていること、万人に好印象を持たれることを優先しがち。でも、こうして愛やロマンスに真正面から取り組むことだって、大人のたしなみの1つなんだよなぁ~と、フランスの文化から勝手に学ばされた気がします。
香水の力を借りて、なりたい自分に近づく
今回購入したSpell On Youは、アラサーになった今の自分だから使えるけれど、20代前半の頃ではとても選べなかった香りだなあと感じます。香水のもつ大人な雰囲気に尻込みしてしまいそう……。
むしろ、今の自分ですらSpell On Youの香りに見合う女なのか?は甚だ疑問です。でもこの香水を身に纏うことで、上品で清潔感もありつつ、奔放な魅力をもつ女性像に少しでも近づけるなら……香りの力を借りない手はありません。
「ちょっと背伸びしてでも、なりたい自分のイメージに合わせて香水を選ぶのもアリ」ということを学んだお買い物体験でした。