マスクメイクの悩みといえば「メイク崩れ&ヨレ」。とくに目の下や頬のあたりはこすれやすく、どうしてもファンデが崩れてしまいがちです。
その上、マスクにべったりファンデが付くのもイヤな感じだし……ということで、いっそノーファンデが正解なのでは?という結論にたどり着きました。
「日焼け止め下地→(必要に応じてコンシーラー→)フェイスパウダー」のシンプルなベースメイクなら崩れようがないし、マスクが汚れる心配も少なくて済みます。
ラロッシュポゼなどの高機能な日焼け止め下地を選ぶことで、ノーファンデでも十分きれいな肌をキープできています!
高機能な日焼け止め下地を活用
ノーファンデでもきれいな肌をキープするにあたり、重要なのが高機能な日焼け止め下地を使うこと。トーンアップ効果があったり、適度に皮脂を抑えてくれたりと、たんに肌を整えるだけじゃない+αの機能が付いたベースを選ぶのがポイントです。
加えて敏感肌なわたしとしては、肌負担が少ないことも絶対条件!肌に優しくて、日焼け止め効果があって、しっかり美肌に見せてくれるものを選んだ結果、
- ラロッシュポゼの「UVイデア XL プロテクション トーンアップローズ」
- IHADA(イハダ)の「薬用UVスクリーン」
の2つを日によって使い分けるようになりました。
ラロッシュポゼ「UVイデア XL プロテクション トーンアップローズ」
雑誌でもSNSでも大人気の、ラロッシュポゼの「UVイデア XL プロテクション トーンアップローズ」。軽い付け心地なのにツヤっと生っぽい肌に仕上がって、トーンアップまでしてくれる超優秀アイテムです。
その名の通りローズピンクの色がついた化粧下地で、石けんで落ちるのにSPF50+ PA++++と高い日焼け止め効果があるのも魅力。
日焼け止め下地に入っていてほしい機能を全部盛りにしたような、欲張り化粧下地です。
出してみるとこんな感じ。たしかにピンクがかってはいるのですが、伸ばして馴染ませるとそこまでピンク感はありません。それよりも、ツヤツヤっと生っぽい質感に仕上がるのがこの下地の良いところ!
お風呂上りのスキンケア直後みたいな、水分をたっぷり含んだようなツヤ肌に仕上がるので、乾燥しやすい季節にもぴったり。かちっとしたジャケットよりも、ゆるっとしたニットの日に似合うイメージです。
ポニーテールでおでこを丸出しにする日に使って額をまあるく見せたり、ジューシーな赤チークと合わせてピュアなメイクに仕上げたり……ツヤ感を生かしたメイクに仕上げるのがとっても可愛い!
もう10本近くリピート購入している、なくなったら困るマイ定番アイテムです。
IHADA「薬用UVスクリーン」
ノンケミカル&石けんで落ちるのに、SPF50+、PA+++と日焼け止め効果もしっかりあるIHADAの「薬用UVスクリーン」。
抗炎症成分の「グリチルリチン酸ジカリウム」が入っているのも、敏感肌的にはものすごく嬉しいポイントです!
グリチルリチン酸ジカリウムは、敏感肌用スキンケアではかなりポピュラーな成分。炎症を抑えてくれる効果があるので、敏感肌用化粧品はもちろん、にきび肌向けのスキンケアにも医薬部外品の有効成分としてよく入っています。
そのため、「ほほに赤みが出ている」「吹き出物が出てしまった」なんて日でも、IHADAの薬用UVスクリーンなら安心してメイクがでます。普通に生きているだけでしょっちゅう肌が荒れる敏感肌としては、ありがたすぎる存在!
美容界隈でいくらナイアシンアミドやレチノールが流行ろうと、敏感肌にとって1番ありがたい成分は結局「グリチルリチン酸ジカリウム」だと思う。肌荒れや赤みを落ち着かせてくれる抗炎症作用をもつ成分。些細な刺激ですぐ揺らぐ、敏感肌を健康に保つにはマスト!有名どころだとイハダにも入っている。 pic.twitter.com/DOr3gp07G3
— ふね (@Yukifunese) May 7, 2022
しかもこの日焼け止め、肌に優しいだけじゃなくてトーンアップ効果もすごいんです。塗る前と塗った後を比較してみると、その効果は一目瞭然。下の写真を見ると、左手の方が白く透明感が出ている上、色むらが均一に整っているのわかると思います。
こんなにしっかり色を補正してくれる上に、日焼け止め特有のきしむような皮膜感もないし、乾燥しにくいのにテカリも抑えてくれるし、1500円くらいで買えちゃうし……コスパまで良くて大満足!
日焼け止め自体の色も白くてさらっと仕上がるので、マスクうつりの心配もありません。
マイナス点を挙げるとすれば、トーンアップ効果が高いがゆえに、肌の色が濃い人だと白浮きしそうなところ。やや地黒なわたしでギリギリ使えるくらいなので、思い切り日焼けしてしまった人などは色を確かめてから買った方がよさそうです。
しなやかコンシーラーなら目元も崩れない
メイク下地で顔全体のトーンを整えたら、追加で補正の必要な箇所だけにコンシーラーを乗せていきます。
コンシーラーは、
- 固形コンシーラー:にきびやシミなど、ピンポイントで隠したいもの&頬やフェイスラインなど、あまり動かない場所に
- リキッドコンシーラー:クマやくすみなど、面で隠したいもの&目や小鼻まわり、口元などのよく動く場所に
と、使う場所によって使い分けるのが崩れにくくするコツ。わたしの場合はもっぱらクマ隠しに使うので、コンシーラーはいつも乳液状を選んでいます。
なかでも最近どハマりしているのが、ディオールの「スキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」。コンシーラーなのにツヤと透明感があって、しなやかに肌の動きに付いてきてくれる優れモノです。
目まわりのコンシーラーって本当に難しくて、ただでさえヨレやすいのに、その上マスクまで付けたら悲劇的……と思っていたのですが、ディオールのコンシーラーを薄ーくつけるようになってからは、かなり改善されました。
一回に片目に使う量は、上の写真の丸1.5個分くらい。よく伸びるコンシーラーなので、ごく少量で十分です。
さらに指ではなくスポンジを使うことで、余分なコンシーラーを吸い取りながら丹念に馴染ませていくのがポイント!
厚塗りはメイク崩れの元なので、とにかく薄ーく密着させるのがマスクメイクのコツです。
そもそも乳液タイプなのでガッツリ肌を隠すような補正力はないけれど、ツヤと光で厚塗り感なく粗を飛ばしてくれるのがこのコンシーラーの良いところ。頬骨の上まで伸ばせばハイライト代わりにもなります。
「クマ隠しメイク、崩れやすすぎ問題」にはもうずっと悩んできたけれど、このコンシーラーはその1つの解になってくれた感があります。開発して、販売してくださったディオールの皆さん、本当にありがとう!!
コンシーラーの上にお粉はつけない
メイク下地、コンシーラーが終わったら、最後はお粉で仕上げます。使っているのは、コスメデコルテの「フェイスパウダー」。いわずと知れた名品パウダーです!
わたしが使っているのは、「00 trans lucent」という色の付いていないもの。マスクに色が付かない上、細かいパールが入っているおかげで、お粉なのにみずみずしく仕上がるのが特徴です。
「つやつや」というよりは「しとしと」とした、ナチュラルで上品なしっとり感を演出してくれるのが大好き!本当なら顔からデコルテまで塗りたくりたいのですが、唯一、コンシーラーの上だけは避けるようにしています。
コンシーラーの上って、ついお粉でおさえたくなるのですが「粉でおさえる=メイクが固まる=表情に合わせて付いてこられなくなる=メイク崩れの原因になる」と聞いて以来、コンシーラーの上だけはパウダーを乗せるのを止めるようになりました。
「オイリー肌でテカリが気になる!」という人には向かないかもしれないけれど、わたしみたいに「乾燥して粉が浮いて崩れる」タイプの人の場合は、試してみる価値のある化粧法かなと思います。
日常メイクはノーファンデで十分
ノーファンデにして、下地+コンシーラー+パウダーのベースメイクに変えてからは、
- 1日中マスクをしていてもメイクが崩れにくい
- 肌が軽く、負担が減った感じがする
- メイク時間が短縮できた
などなど、嬉しい効果がたくさん!
これからも、気分やTPOに合わせてファンデーションは活用していくつもりですが、日常メイクはノーファンデで十分かなと感じています。
ちなみに、マスクで顔がくすみやすい時にはコフレドールのオレンジ下地を使うのもとってもオススメです!「【アラサーOLの美容代記録】2021年8月は29,034円の出費」の記事で紹介しているので、ぜひあわせてご参照ください!