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ふね
気楽に美容を楽しみたいアラサーOLです。敏感・乾燥肌。美容部員・化粧品企画を経て、現在は編プロ勤務の編集ライター。化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ取得

【読書記録】2024年1月に読んだ本6冊

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自分のための読書記録を兼ねて、1ヶ月間に読んだ本の簡単な内容と感想をメモしておいたら面白いのでは?……と思い立ったが吉日!

来月以降も続けられるか分からないけれど、とりあえず2024年1月分の6冊を記録してみます。

目次

方舟

「方舟」夕木春央 (講談社)

地下に閉じ込められ、脱出には1人の犠牲が必要という極限状態で殺人まで起こり、迫りくる死の恐怖と閉塞感にジトッ…っと追い詰められていくサスペンススリラー。

ミステリー系の賞をいくつも取っていて、レビューも良いしずっと気になっていた1冊です。

不穏な雰囲気にゾワゾワしつつもページを繰る手が止まらなくて、怖いよ〜こんなの読んだら怖い夢見ちゃうよ〜〜と思いつつも夜ふかしして一気読み!

光の入らない地下に閉じ込められられて、食料や電気は限られているうえ、地中からゆっくり浸水してくるという設定の時点で一気に引き込まれました。

サスペンスとしてはご都合主義的なところもありつつ、最後まで結果は予想できなかったし、どんでん返しにも満足!のめり込んで読むのが楽しいエンタメ小説でした。

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LIFE SHIFT

「LIFE SHIFT」リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット(東洋経済新報社)

人生100年時代を、楽しく主体的に生き抜くためにとるべき戦略とは?数々の研究を参照しつつ、お金、人間関係、健康など幅広い観点から検討する一冊。

2016年に出版されて以来、ずっと人気の本をようやく読めました。当たり前のことを説明する部分も多く、くどいな〜と思いつつ読み飛ばした箇所もあったけれど、全体としては興味深くトータルではよい学びになったと思います。

人生100年時代を語るうえでよくリスクとして指摘されるのが「健康寿命」と「老後資金」。加えて見落としがちなのが、「労働年数の長期化に伴い、キャリアの途中でリスキリングが必要になる」こと。長寿化に伴い70、80歳まで働くのが当たり前になったら、たしかに20歳頃までに大学で学んだ知識だけでは長い労働期間を乗り切れないかも……。

今後、キャリアの途中でリスキリングのために離職したり、パートタイムの仕事を選択する人が増えることで、例えば子育てのために融通性の高い仕事を選ばざるを得ない女性のキャリアが相対的に評価されやすくなったりすれば、それは皆のために嬉しいことだなぁと思ったり。

ちょうど今後のキャリアの方向性やワークライフバランスに悩んでいるタイミングだったので、考えさせられることの多い読書でした。

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キーエンス解剖 最強企業のメカニズム

「キーエンス解剖 最強企業のメカニズム」西岡 杏(日経BP)

平均年収が日本最高といわれる高収益企業のキーエンス。にも関わらずメディア露出は少なく内部は謎に包まれている。そんな同社の真髄に、日経記者が迫る。

日本の優良企業の代名詞みたいなキーエンス。自分語りしたがる社員も経営層も少ないのか、あまり関連書籍を見かけなくて、それがまた硬派でミステリアスなキーエンスのイメージを加速させていたように思います。そこにきての本書発売、よく売れたのにも納得!

営業体制、社員の評価制度、海外展開などさまざまな視線でキーエンスの高収益の理由を探る内容で、やってることは正直普通のことばかり。でもすごいのは、その「普通」の水準がすごく高いうえ、社員みんなが意識高く徹底していること!

かなり一般化しやすいメソッドだから、ある意味では他の業種の企業でも真似しやすそう。とはいえ組織全体で普通をキッチリ抜かりなくやるのが、実はいちばん難しいんだよな〜とも思ったり。

「当たり前のことを当たり前にやる。キーエンスの社員やOBはよくこう表現するが、この「当たり前」の設定値と徹底度が高い」というフレーズが印象的で、働くモチベーションを高めてもらいました。

開業から1年目までの個人事業主・フリーランスの始め方と手続き・税金

「最新版 開業から1年目までの個人事業・フリーランスの始め方と手続き・税金」望月 重樹(日本実業出版社)

これから開業しようとしている人、してすぐの人に向けて、何をするべきか?どうやるべきか?を抜け漏れなく整理してくれる教本。

2022年に開業して、本業の傍ら細々とした個人事業を始めたわたくし。確定申告や帳簿付けなど、税金まわりのことを改めて学ぶ目的で読んだけれど、その他の開業にまつわる諸事まで幅広く&易しく教えてくれる良書でした!

どんなテナントがいいか、資金調達のための資料には何を書くべきか、設備投資のことまで、あらゆる業種を想定した親身なアドバイスが並んでいて、著者の人柄の良さが伺えるほど。

何がわからないのかも分からない人に向けて」と冒頭に書いてあったけれど、まさにそんな感じ!この本で開業に必要な知識を幅広く仕入れて、より掘り下げたければ個別にもっと詳しい本を読んでいけば、体系的に知識を得ることができそうです。

魔女がいっぱい

「魔女がいっぱい」ロアルド・ダール(評論社)

ひょんなことから魔女の集会に遭遇し、大変な目に遭った少年が、魔女に復讐する愉快なものがたり。

小学生の頃に大好きだったロアルド・ダール。ふと懐かしくなって再読してみました。当時のわたしはイギリスの魔法使い小説に夢中で、ロアルド・ダールやダイアナ・ウィン・ジョーンズを図書館にあるだけ読みあさっていました。懐かしい!

大人になってから読むとさすがに当時のような興奮はないけれど、久びさに童心に返ることができました。同時に、やはり年齢とともに刺激に鈍くなってしまって、興奮の閾値が上がっていることを悲しくも実感……。

何をしてもうまくいくいく人のシンプルな習慣

「何をしてもうまくいくいく人のシンプルな習慣」ジム・ドノヴァン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

より幸せな人生を実現するために、今すぐできる81のヒントを集めたハンドブック。

ちょっとうさんくさいタイトルだな〜よくある薄っぺらい自己啓発本かな?と思って手に取ったけど(失礼)、思いのほか得られるものの大きい1冊でした

より幸福な日々を過ごし、過ごしたい人生像を叶えるためのヒントが81個載っていて、1つにつき見開き1ページの構成だからサクサク読めます。邦題の「何をしてもうまくいくいく人のシンプルな習慣」より、原題の「HANDBOOK to a happier life」のほうがしっくり来る感じ。

もちろん全然心に響かないヒントも多いけれど、特に人生の目標にかんするトピックなどは今の自分にはビビッとくるものがあり、気付きを与えられました。

例えば、「問題なのは、多くの人が(人生における)具体的目標を設定していないことだ。(中略)自分が欲しいものがわかっていないのに、どうやって何かを成し遂げることができるだろうか」という箇所。

非現実的で途方もない/ワガママでくだらない夢に思えるようなことだったとしても、それを「自分の人生の目標」と自信を持って認め・掲げることで、日々の生活は少しずつ前進していくものだよね。たとえ目標が完璧に叶わなかったとしても、人生は間違いなく良い方へシフトしていくはず!

読み終わるとペンと紙を準備して、キャリアやライフプランについて頭の中を整理したくなる一冊でした。

まとめ

2024年1月の読書は、下記の6冊でした。

  • 方舟
  • LIFE SHIFT
  • キーエンス解剖 最強企業のメカニズム
  • 開業から1年目までの個人事業主・フリーランスの始め方と手続き・税金
  • 魔女がいっぱい
  • 何をしてもうまくいくいく人のシンプルな習慣

月に10冊くらいを目安に読んでいって、年間で100冊くらいに着地させるのが毎年の目標なので、年初からやや遅れを取ってしまいました。

まぁ読書なんて頑張ってするほどのことじゃないし、趣味の一つとして、今年もゆるく楽しみたいと思います。

2024年1月の読書記録(方舟、LIFE SHIFT、キーエンス解剖 最強企業のメカニズム、開業から1年目までの個人事業主・フリーランスの始め方と手続き・税金、魔女がいっぱい、何をしてもうまくいくいく人のシンプルな習慣)

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この記事を書いた人

気楽に美容を楽しみたい30代のOLです。東京都内在住。敏感・乾燥肌のイエベ秋。美容部員、化粧品マーケター、編集ライターを経て、最近また新しい仕事に転職しました。メインはTwitter。目の前の楽しさを追い続けることで、愉快で朗らかな一生を完成させる人生設計です!

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