2022年1月からGarmin(ガーミン)というスマートウォッチで睡眠管理をし始めて、約10か月が経過しました。
といっても、やっていることは腕時計を付けて寝るだけ。日々アプリに睡眠時間や眠りの質が記録されるので、
- 睡眠時間を7時間半は確保する
- なるべく眠りの質を良くする
など、できる範囲で気を付けて生活した結果、美容やダイエット、仕事にまで良い影響が出てきてびっくり!今さらだけど、睡眠って人間の体にとてつもなく重要なんですね。
生活のいろんなことの根本に「睡眠」があって、そこを改善すれば、自然と体や仕事のパフォーマンスに繋がっていくんだな〜と実感しています。
今年の目標は「毎日7.5時間睡眠」だけ
わたしの今年の目標は、「毎日7.5時間睡眠」の1つだけです。これまでは、
- マイナス3kg痩せる
- スキンケアで肌質を良くする
- 仕事で前年比110%の結果を出す
- 月に5冊は本を読む
みたいな感じで、年初にダイエット、美容、仕事、趣味などいろんな目標を立てていました。でも、2月くらいには目標の存在すら忘れて、三日坊主になることがほとんど。
結局は「目標を立てる」というイベントを楽しんで終わり……というのが毎年のあるあるでした。
まぁ、仕事じゃないしそれでも良いんだけれど、できればより良い自分になりたいジャン?ということで、今年は熟考の結果、目標はシンプルなものを1つだけにしてみました。
その時のツイートがこちら↓
意思が弱く、新年の目標は三日坊主になってばかり。なので今年は超シンプルに「毎日7.5時間睡眠」の1つだけを目指すことにした。睡眠を十分とれていれば仕事や勉強のパフォーマンスも上がるし、イライラしにくく朗らかに過ごせるし、暴飲暴食も減るはず。我ながら、全てに通ずるいい目標だと思う。
— ふね (@Yukifunese) January 1, 2022
意思が弱く、新年の目標は三日坊主になってばかり。なので今年は超シンプルに「毎日7.5時間睡眠」の1つだけを目指すことにした。睡眠を十分とれていれば仕事や勉強のパフォーマンスも上がるし、イライラしにくく朗らかに過ごせるし、暴飲暴食も減るはず。我ながら、全てに通ずるいい目標だと思う。
twitterより
三日坊主の女王ことわたしでも、目標が1つしかなければさすがに頑張れるでしょ!という発想です。
睡眠の質を可視化できるスマートウォッチ
とはいえ、いくら目標を1つに絞っても、進捗を確認できないとモチベーションも上がらないし、継続するのはやっぱり難しい。
そこで年初に、思い切って睡眠時間や睡眠の質を可視化できるスマートウォッチを購入していました!
わたしが購入したのはGarmin(ガーミン)というスマートウォッチで、価格と機能のバランスが良いのが魅力。
スマホのアプリと連動させると、日々の睡眠時間や睡眠の質をグラフ化してくれます。
ベッドに入ってから眠りにつくまで何分くらいかかっているのか、深い睡眠に入るまでどのくらいかかったのか……などが一目でわかって、眺めているだけでも面白い!
日々の睡眠時間を一覧にすることもできるから、「毎日7.5時間睡眠」の達成度もすぐにわかってモチベーションが上がります。
実際、ガーミンを導入してからは、平均して週に5日は7.5時間睡眠を達成できるようになりました。わたしは元々、かなりの夜更かし常習犯だったので、これはものすごい進歩です……!
ちなみに、わたしが使っているのはガーミンの中でも「Garmin lily」というタイプで、見た目がシンプルなところがお気に入り。
スマートウォッチはゴツゴツしてスポーティーすぎるものも多いなか、Garmin lilyは普通の腕時計に近い、フェミニンなデザインに惹かれました。
Garmin lilyと似た機能を持ったスマートウォッチは他にもあったけれど、Garmin lily以上にメカっぽくないスマートウォッチは他にないと思います。
睡眠時間以外にも、歩数や心拍数、消費カロリーなどをリアルタイムで確認できるので、日中の健康管理にもかなり使えています!
そんなGarmin lilyの価格は、約3万円。一瞬「高いな」と思ったけれど、毎日使うから日割りにするとそうでもないし、好みのデザインの道具でないとモチベーションも上がりません。
何より安定して睡眠時間を確保できるようになったおかげで、美容やダイエット、仕事面でも色んなメリットが出ており、その恩恵を思えば全然高くないんです!!
睡眠はダイエット、美容、仕事にも効く!
スマートウォッチで睡眠管理をする前の、わたしの平均睡眠時間は6時間前後でした。当時と約7.5時間睡眠の今を比較すると、主に
- ダイエット
- 美容
- 仕事(集中力・判断力)
の面で、いろんな良い影響が出ているのを実感しています。
「寝不足はダイエットの敵」
たとえばダイエット。
前々から、どうも寝不足の日は惰性でダラダラ食べちゃったり、ジャンクフードを欲することが多いな~という気はしていたのですが、睡眠管理を始めて確信に変わりました。
わたし、睡眠時間が6時間を切ると、明らかに無駄食いが増えてるじゃん!!!生理前だから~とか自分に言い訳ししてたけど、ただの寝不足じゃん!!!
一方、意識して睡眠時間を確保するようになってからは、「お腹は空いてないけど何か食べたい」と思うことが著しく減って、以前より体重管理がずっと簡単になりました。
調べてみると、睡眠と肥満の関係にかんする研究はたくさんあって、科学界ではすでに常識のようです。たとえば2017年に筑波大学が公開した「寝不足はダイエットの敵」というタイトルのリリース。
睡眠不足は、体重増加をもたらす要因のひとつであることが知られています。睡眠不足の人は、十分な睡眠をとっている人に比べて、体重を増加させる嗜好性の高い食品をより多く摂取し、太りやすくなる傾向があるからです。
(中略)
レム睡眠量が減少すると、ショ糖や脂質など、太りやすい食物の摂取量が増加する原因の一端を見出しました。
寝不足はダイエットの敵
世の中には低カロリーな置き換え食品や、食欲を抑える漢方みたいな商品が溢れているけれど、まずはしっかり寝るのが一番大切なんだなあとしみじみ実感しています。寝るのはタダだしね。
睡眠が美肌をつくる
そしてもちろん、たくさん寝ていると、肌の調子はすこぶる良くなります!7.5時間睡眠を2週間くらい続けていると、明らかに肌がプリプリしてきて人から指摘されるほど。
わたしは生まれつきアトピーで、症状がとくに酷かった高校時代は「アトピー日記」をつけていました。食べた物や塗った薬の種類、体調を記録して、何が自分の肌に1番効くのか?を探るための日記です。
「アトピーを劇的に改善してくれるスゴい食べ物が見つかるかも?!」と期待して始めた記録でしたが、「たくさん寝ると肌荒れが治る」という、地味すぎる結果にがっかりした記憶があります。
そうなんだよね、結局は睡眠なんだよね〜と、10年以上後の今も同じことを実感しているあたり、「睡眠が美肌をつくる」は真理なんだなぁと思います。
IQ180でも「8時間睡眠は必須」
新型コロナ対策で、日本でも大きな注目を集めた台湾デジタル担当大臣のオードリー・タンさん。デジタル技術を駆使したコロナ対策をものずごいスピード感で導入していった、IQ180(!)の天才政治家です。
様々なメディアでインタビューされる中で、オードリーさんが繰り返し言及しているのが「睡眠の重要性」について。
(どんなときに名案が浮かびますか?と聞かれて)
8時間睡眠をとったときですね。私の仕事の大半は睡眠中に行われています。8時間睡眠は必須です。たとえば7時間しか寝られなかったときは、お昼休憩で1時間昼寝をするなどしてバランスを取っています。
TBSラジオより
オードリー・タンが困難な問題の対処法を質問されて、「8時間寝る。本当に困難な問題だったら9~10時間寝る」と答えたというエピソードを読んで、この人は信頼できると思いました。
Twitter@kauichiro
IQ180の天才に8時間睡眠が必要なら、凡人のわたしにとっての7.5時間睡眠は最低ラインもいいところ。
実際、よく眠れた日はいつも以上に仕事に集中できるし、意思決定のスピードや質もアップする実感があります。PCを再起動した後みたいに、脳のメモリが解放されて思考がクリアになる感じ!
読書や勉強にも集中力の質は関係してくるし、たっぷり寝ることのメリットは、想像している以上に広範囲にわたるのだと思います。
夜更かしっ子こそ睡眠管理を
ここまで「毎日7.5時間睡眠」のメリットをつらつら書いてきたけれど、シンプルに
- 朝スッキリ起きられて気分が良い
- ポジティブで機嫌のいい自分でいられる
- 心に余裕があるので、人に優しくできる
みたいなことが、実は一番のメリットな気もしています。やっぱり、毎日を気分よく過ごせるのが一番大切!
そして、「わかっちゃいるけど、どうしても夜更かしを止められない……」という、かつてのわたしみたいな夜更かしっ子の皆さんには、スマートウォッチの活用&睡眠管理をぜひオススメします!